弁護士コラム

海外旅行の効用

弁護士 岡 正人

さて、7月から始まった「弁護士コラム」第2回は、私、岡が担当させていただきます。

日常あまり接することのない弁護士の仕事以外のことをお話しするという趣向ですので、私も最近の趣味についてお話しようと思います。

私の最近の趣味は、ゴルフと旅行と園芸です。最近、一番はまっているのは花の手入れですので、これについて語ろうかと思っていましたが、前回の岡本先生と被ってしまいますので、今回は2番目の趣味である旅行についてお話します。

もともと学生の時からサークルで各所に旅行に行ったりしていたのですが、弁護士になってからはプライベートで毎年、1、2回の海外旅行に行くようになりました。

私が弁護士になってから行った主な旅行先は以下のところです。期間は近場を除いて、だいたい1週間くらいです。

バリ島 2007年
モルディブ
パリ 2008年
ベトナム
ドバイ
エジプト 2009年
ベルギー・オランダ 2010年

私の旅行は、基本的には旅行会社のパック旅行を利用します。航空券とホテルだけを押さえる自由旅行もいいのですが、万が一、帰りの便でトラブルになって帰国が遅れ、裁判所の期日に出頭できないとなると困りますので、現地に知り合いがいるという旅行でない限り、パック旅行を利用しています。また、日程も原則としてGWか夏休みを利用しながらも、できるだけ安いツアーを探して旅行しています。本来であれば、5月の連休明けや10月・11月の観光シーズンなんかが、気候もよく、値段もお手ごろでいいのですが、こうした業務を全開するべき時期に休暇を取ってしまうと、帰ってきてから、休暇中にたまりにたまった仕事のために、とんでもないことになりかねません(この点、連休時期以外に海外旅行に行った知り合いの弁護士は、帰ってきてからの仕事の大変さのために、もう海外旅行には行きたくないと言っていました)。そこで、連休に重なるように日程を組んで旅行しています。

考えてみると、以上のプライベート旅行以外に事務所の慰安旅行にも行っているわけですから、我ながらよく回数を重ねられたと思います。ところで、私が海外旅行を繰り返すのには、現地の空気に触れたい、おいしいものが食べたい、世界遺産が見たいという旅行本来の楽しみのほか、もう少し現実的かつ切実な目的があります。つまり、この間は、仕事から完全に離れられるということです。

多少の誤解を恐れずにいうと、弁護士という職業は「自由業」です。勤務時間等を自由に決めることができる自由業であるとともに、明確な勤務時間はなく、四六時中、仕事に追われるという「非自由業」でもあります。いつでも好きな時に仕事ができるということは、反面、24時間、頭が仕事から離れないということでもあります。日本国内にいる限り、仮にどこかに旅行に行ったとしても、どうしてもふとしたタイミングで「明日までにあれをやっておかなきゃならないな」「あの人に連絡しておかないと」ということが頭に浮かびます。こういうことが続いていると、寝ている間も仕事の夢を見るようになり、休日でも気が休まらなくなります。

そこで、気持ちと頭を少し休ませるべく海外に出るのです。私は、海外では基本的に携帯電話には出ません。もともと依頼者の方には携帯の電話番号をほとんど教えていないのですが、よほどの緊急事態でもない限り、携帯電話で連絡しないようにします。修習同期の弁護士はモンブランを目前にして依頼者から電話がかかってきて法律相談を行ったと言っていましたが、私は完全にオンとオフを切り替えています。こうしてリフレッシュすることによって、また帰国後は新しい気持ちで仕事に臨むのです。

今のところ、この試みはうまく行っています。今後、弁護士としての年数を重ねるにつれ仕事はさらに忙しくなっていきますが、都合の付く限り、積極的に海外旅行に出ようと思っています。

さて、「弁護士コラム」第2回目の私のお話は以上です。次回は当事務所の新進気鋭の弁護士、「裁判員裁判の申し子」とまで紹介された岡田和也弁護士の担当です。1ヵ月後を乞うご期待ください。

2010年8月20日

バリ島のウブドという山の中にある寺院
バリ島のウブドという山の中にある寺院
モルディブのビーチ
モルディブのビーチ
パリのオペラ座
パリのオペラ座
ベトナム・メコン川
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ギザにあるクフ王のピラミッド
ギザにあるクフ王のピラミッド
ルクソールにあるカルナック神殿
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キンデルダイクの風車
キンデルダイクの風車
オランダのキューケンホフ公園
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